簡単すぎて作り方というほどのものでもないのですが、もっと手軽に香りを楽しんで欲しいから、今回はアロマスプレーの作り方をご紹介しますね。
材料さえ用意すれば混ぜるだけでとても簡単に出来るので、是非おうちで作ってみてください!
アロマスプレーを作るための材料、用具
アロマスプレーを作るには、このような材料を用意してください。
- 無水エタノール(またはグリセリン)
- 精油
- 精製水
- スプレー容器
です。
材料を計るための小さじや計量カップは料理用のものとは別に、アロマ専用のものを準備するといいでしょう。100均で売っているもので十分です。
化粧品などを作るときはガラスのビーカーなどがあると便利ですが、アロマスプレーはそれほど厳密に計らなくても大丈夫です。(私はいつも適当だし)
無水エタノール(またはグリセリン)
精油は水に溶けないので、そのまま精製水と混ぜてしまうと混ざりません。
だから、無水エタノールなどに溶かしてから水を加えるんです。
無水エタノールとは純度の高い99%のアルコールなので、ドラッグストアや薬局に行っても店頭には置いてないと思いますから、店員さんに聞いてみてください。
近所の薬局に無い場合は、インターネット通販などでも購入は可能です。
グリセリンは保湿剤として使われるものですが、肌に使う場合など用途によっては無水エタノールよりもグリセリンの方がいい場合もあります。
ここは用途に合わせて使い分けていきましょう。
無水エタノールは火気厳禁ですから、保管する場合は高温にならない場所に置いてください。
精油
アロマスプレーですから当然精油が必要ですね。
でも最初からいくつも種類を揃えるのは大変だと思うので、ブレンドされているものを買ってみてもいいと思います。
または、使いやすい香りを2〜3本買っておけば、色々な組み合わせが楽しめます。
精製水
水道水は塩素が入っているので、精油の香りを邪魔してしまいます。できれば純度の高い精製水がおすすめ。
1本500mlで100円くらいです。でも私は精製水を買いに行くのが面倒で、浄水器の水を使ってます。
ミネラルウォーター(軟水)でも代用可能です。
スプレー容器
スプレー容器はガラスのものが理想なのですが、使い捨てでかまわなければ100均でもOKです。
私は寝癖直し用のミストはいつも手作りですが、100均で買った200mlのスプレー容器で適当に作っています。
化粧水など顔につけるものだったらガラス容器がいいと思うのですが、香りを楽しむだけなら手軽に使えるものでいいでしょう。
簡単!アロマスプレーの作り方
それでは早速、アロマスプレーを作りましょう。
基本のアロマスプレー
◆50ml
- 無水エタノール 小さじ1/2
- 精油 10滴まで
- 精製水 50ml
◆100ml
- 無水エタノール 小さじ1
- 精油 20滴まで
- 精製水 95〜100ml
作り方
- まず最初に、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
- 底に精油を加えて、よく振り混ぜます。
- 精製水を加えて蓋をして、さらによく振り混ぜます。
これで出来上がりです。
気をつけて欲しいのは混ぜる順番です。
精油は水に溶けないので、無水エタノール(またはグリセリン)に溶かす前に水を加えてしまうと混ざりません。
精油を入れすぎないこと
精油の濃度は1〜3%くらいで作ります。
精油は1滴でも香りが強いので、このくらいの濃度でも十分香ります。
濃度と滴数の目安を表にしてみました。
30ml | 50ml | 100ml | |
1% | 6滴 | 10滴 | 20滴 |
2% | 12滴 | 20滴 | 40滴 |
3% | 18滴 | 30滴 | 60滴 |
精油の1滴は0.05mlと決まっているので、1%濃度は出来上がりの量が50mlで精油10滴、と覚えておくといいかもしれないですね。
色々な香りを楽しんでみよう!シーン別アロマスプレーレシピ
香りの組み合わせは無限大です。
例えばラベンダーとオレンジスイートをブレンドして使う場合、1:1で使うのと1:3で使うのでは出来上がりの香りが違うので、同じ精油でも色々と割合を変えてみて、自分好みの香りが見つかるといいですね。
ブレンドを考えるのは化学の実験みたいで楽しいです。
10滴使うことを前提に、ブレンドを考えてみました。
リビングに良い香りを
リビングはみんなが集まるところなので、あまり強くない香りがおすすめ。
- レモン 5滴
- ベルガモット 3滴
- ユーカリ・ラディアタ 2滴
勉強中、仕事中に
頭をスッキリさせて集中したい!そんな時におすすめのブレンドです。
- レモン 5滴
- ローズマリー 5滴
キッチンに
キッチンは色々と臭いがこもりがち。スッキリした香りで気分もリフレッシュ。
- ペパーミント 3滴
- ティーツリー 3滴
- オレンジスイート 4滴
寝室でリラックス
寝る前にはあまり強い香りを使うと良い眠りの妨げになってしまいます。
穏やかな香りでリラックスして。
- オレンジスイート 5滴
- ラベンダー・アングスティフォリア 5滴
アロマスプレーを使うときの注意
柑橘系のアロマなど、精油自体に色(黄色〜オレンジ色)がついているものがあります。
白いカーテンや布製のソファなどにスプレーを吹きかけると色がついてしまうことがあるので注意してください。
また、精油は火気厳禁です。引火性がありますので、火の周りでは使わないようにしてください。
まとめ:おうちに1本、アロマスプレー
アロマスプレーが1本あると部屋の消臭もできるし、気分を変えることも出来るし、とても便利です。
手持ちの精油が増えてきたら、色々とブレンドの組み合わせを変えて香りを楽しんでみてください。